こんにちは~ Moeです💖
先日バンクーバーの在カナダ韓国総領事館で受験した第102回TOPIK(韓国語能力試験)の結果が返ってきたのですが……

見事目標にしていた6級に合格することができました📝
正直に言うと、作文(쓰기)の点数は7割弱、いわゆる“超高得点”とはいきませんでした!!
それでも、聞き取り(듣기)・読解(읽기)は9割超えだったので、ここは素直に喜んでいます💖
今回は、独学でTOPIK6級に合格した勉強法について紹介します📝
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私の韓国語経歴&今回のTOPIK受験のきっかけ
TOPIKⅡは、大学生時代にこれまで合計4回受験したことがありました📝
当時の結果は、3級 → 4級 → 5級 → 5級と、最後は5級止まり。それを最後に、約3年半ほどTOPIKからは離れてしまっていました😓
最後のTOPIK直後にカナダ留学が決まり、カナダ移住後は就労ビザ・永住権取得のためにフランス語の勉強を優先する生活が始まりました。
仕事とフランス語の勉強に追われる中で、なかなか韓国語にしっかり向き合う時間が取れず、「またいつか再開したいな」と思いながらも、ずるずると時間だけが過ぎていった感じです……😢
バンクーバーでも年に2回TOPIKが開催されていることは知っていたので、「いつか絶対に受けよう」という気持ちは、ずっと心のどこかにありました。
転機になったのは、今年の春の終わり。
カナダ永住権の招待状(ITA)を無事に受け取り、フランス語の勉強も一段落したタイミングで、「せっかくなら、今度はバンクーバーでTOPIKを受けてみよう!」と、一念発起したのが夏の初め頃でした✨

ただ、仕事の都合で平日に領事館へ直接行くことができず、申請方法はなんと現金を郵送するスタイル……。
正直かなり不安でしたが(笑)、はらはらしながらも7月末に無事申請を完了し、こうして久しぶりのTOPIK受験が決まりました💓
TOPIK対策期間2カ月でやったこと【全体像】

TOPIKの申請直後は、引っ越しなどでバタバタしていて、本格的に試験対策に時間を使えたのは10月中旬までの約2カ月間でした📝
とはいえ、そこまでガッツリ勉強していたわけではなく、
- 毎日 1〜3時間できたらいいかな という感覚
- 気分が乗る日は3時間くらい
- 乗らない日は30分だけ、という日も正直ありました📝
無理に時間を決めすぎず、「続けること」を一番大事にしていたと思います💖
海外暮らしならではの壁
ここで立ちはだかったのが、海外暮らしあるあるの壁、「日本語で書かれた韓国語の参考書が手に入りにくい」という問題。
そのため、使っていた教材はすべて電子書籍📚iPad1台で完結する勉強スタイルでした!
紙の参考書がなくても、正直TOPIK対策は十分できると感じました💓

この2カ月間で主にやっていたこと
対策期間中に重点的に取り組んでいたのは、
- 語彙対策
- 作文対策
この2つです📝
語彙はとりあえず単語本を1冊買ってやり切ろうと思ったので、FAST PASS TOPIK II 既出単語を購入💓

とにかく単語数が多く過去問からの語彙が網羅されているので、復習にも新しい単語学習にも合うと思いました!
でも流石に掲載されている1666単語は全ては抑えきれないので、出る順レベルに合わせて1000単語位を回していました✨それでも大きな力になるので、3級‐6級全てを目指す人にオススメの本!!
Moe作文対策は後ほど紹介!!
一方で、読解(읽기)・聞き取り(듣기)については、毎日問題演習をするほどは取り組んでいません。
それでも、実際の点数配分を見ると作文だけ断然点が低いのが分かる通り、作文にどれだけ時間を割くかは本当に重要だと感じました!!
TOPIK6級合格のための詳しい勉強法


ここからは、私が実際にやっていたTOPIK6級合格のための具体的な勉強法をパート別に紹介します📝
聞き取り(듣기)の勉強法
聞き取りは、TOPIKⅡの中でも比較的点数が安定しやすいパートだと思います📝
英語・フランス語・中国語等いろんな語学試験を受けてきた私ですが、上級レベルでも最後まで2回繰り返して聞かせてくれるので良心的だと感じました(笑)
なお、聞き取り(듣기)の点数配分は1問2点 × 50問=100点満点となっています!
主に使ったの教材は過去問&韓国語能力試験TOPIK II 総合対策でした📝
聞き取り(듣기)の勉強法
- 韓国語能力試験TOPIK II 総合対策を参照しながら聞き取り(듣기)の問題パターンを覚える
- 過去問を解く(一度は全て通して)
- 参考書の練習問題を解く
- 毎日いろんな韓国語に触れる癖をつける
- 本番で使えるテクニックを練習しておく
① まずは問題パターンを覚える
TOPIKの聞き取り(듣기)は、問題のパターンがほぼ完全に決まっています📝
作文のようなランダム性はなく、
- 会話の要点を問う問題
- 話者の意図を聞く問題
- 図表と組み合わせる問題
など、毎回ほぼ同じ形式です!!
そのため最初は復習も兼ねて、「韓国語能力試験 TOPIK II 総合対策」を使いながら、毎日少しずつ問題パターンを頭に入れていきました✨
② パターンを覚えたら過去問中心
問題形式が頭に入ったあとは、ひたすら過去問で慣れる練習です📝
時間がない日は、5問や10問だけでもOK!!
ただし、週末などを使って一度は全問通しで解く練習をしておくのがおすすめです。
本番の集中力や時間感覚がつかめます✨



添削も簡単!1問2点なので、100点満点で計算してみよう💓
③ 参考書 vs 過去問について
個人的には、参考書の練習問題よりも過去問の方が圧倒的に有意義だと感じています📝
とはいえ、過去問の数には限界があるので、
- もっと自信をつけたい人
- 過去問を解き切ってしまった人
は、参考書に載っている問題にも取り組むと◎です💖
④ 毎日「韓国語を聞く」習慣作り
最後に、参考書やTOPIK対策に限らず、韓国語を聞く習慣を作ることは本当に大切です!
耳は鍛えれば鍛えるほど伸びるので、ある程度の量は必要となります💖
私は韓国語で自己啓発系YouTube動画・Vlogなどを、毎日なんとなく流すようにしていました。
「勉強!」と構えすぎず、耳を韓国語に慣らす感覚でOKです✨


⑤本番で使えるテクニックを練習しておく
聞き取り(듣기)において本番で使えるテクニックを知っておくだけで本番役立ちます📝
- 問題は先読みしておく
- 聞き取れなくても焦らない(焦らずに次に進む)
- 全て聞き取る必要なし!問題が解けるキーワードを聞き取る練習



これで本番も焦らずに解けるね!
読解(읽기)の勉強法
読解(읽기)は、戦略次第で点数が大きく変わるパートです📝
点数配分は、聞き取りと同じく1問2点 × 50問=100点満点。
読解(읽기)も私は過去問&韓国語能力試験TOPIK II 総合対策で対策しました!
読解(읽기)の勉強法
- 韓国語能力試験TOPIK II 総合対策を参照しながら読解(읽기)の問題パターンを覚える
- 過去問を解く(一度は全て通して)
- パート別の対策演習
①読解(읽기)の問題パターンを覚える
聞き取り(듣기)と同様、まず最初にやったのは、読解問題の「型」を理解することです📝
TOPIKの読解も毎回ほぼ同じパターンで問題が出題されます。
- 語彙・文法問題
- 空欄補充
- 内容一致
- 筆者の主張を問う長文問題
いきなり過去問を解くのではなく、「この問題は何を聞いているのか」を『韓国語能力試験 TOPIK II 総合対策』を使って整理しました!!
② 過去問を解く(最低でも一度は全て通して)
問題パターンが頭に入ったあとは、ひたすら過去問で形式に慣れる練習です📝
こちらも、週末などを使って一度は必ず全問通しで解くようにしました!
③パート別に分けて対策演習を行う
過去問演習と同時に、自分の弱点に合わせたパート別対策も行っていました📝
例えば、
- 並び変え問題でいつも間違える
- 長文のことわざの部分が苦手😓
など、過去問を通して見えてきた課題をパートごとに潰していくイメージでした。
例えば、最初の文法問題(1-8)が苦手な場合は「よく出てくる文法表を使って苦手を減らす」・韓国語の先生の解説動画を見るなど、それぞれ対策を行うことが大切です📝(YouTubeなどで検索すると、対策方法すぐに出てくるよ✨)
読解は、「全部を完璧に理解する」よりも「点を落とさない解き方を身につける」ことが重要だと感じています💖



実際問題を解く中で分からない単語が出てきても、意外と回答は大丈夫なことは多々あり!
作文(쓰기)の勉強法
正直に言うと、TOPIK6級合格のカギを握るのは作文(쓰기)だと思います📝
聞き取り・読解はある程度「慣れ」でカバーできますが、作文は対策しないと確実に点を落とすパート😢
他の2つが8-9割取れても、作文対策ができておらずに6級を逃す人も多いです!(私も過去に経験あり……)
作文(쓰기)の点数配分を理解する
作文(쓰기)は、他の2技能と同じで全体で100点満点ですが、配点が特殊!!
51/52/53/54の4問しかなく、それぞれ10点・10点・30点・50点という特徴があり、配点が大きい53・54番を落とすと一気に合格が遠のくパートでもあります😓
使用した教材
作文対策用には作文に特化した参考書を一つ揃えておくと安心です📝
昔緑色の韓国語能力試験TOPIK II 作文完全対策を手にしたことがあったのですが、これでは私には不十分だったので韓国語能力試験 TOPIK II 作文問題対策を新たに購入して取り組みました!
作文(쓰기)の勉強法
- 韓国語能力試験 TOPIK II 作文問題対策を使って作文パターンを覚える
- とにかく過去問&練習問題を解く
- 模範解答を解析して自分のフレーズを身に着ける
- 添削してもらい作文の質を上げる
- 本番で使えるテクニックを心得ておく
①作文パターンを覚える
TOPIKⅡの作文(쓰기)は、51番〜54番すべてに明確なパターンがあります📝
- 51・52番:比較的シンプル
- 53・54番:出題テーマによって✔ 使い回せるフレーズ✔ 構成が少しずつ変わるのが特徴です。
そのため、問題文の違い・模範解答の書き方の違いを「理屈」ではなく、感覚としてつかむことを意識しました✨



参考書とYouTubeを活用したよ💓
②とにかく過去問&練習問題を解く
TOPIKの過去問は、本当に貴重な練習素材です💖
テーマも過去問と似たものが出やすいので、とにかく数をこなすのがおすすめ✨
私の場合は、
- 53番:ほぼ毎日
- 54番:2〜3日に1回程度
このペースで解いていました。
完璧な答案を書こうとせず、「時間内に書き切る練習」を重視しています。
③模範解答を解析して自分のフレーズを身に着ける
問題を解いたあとは、必ず模範解答をチェック!!!
「こういう言い回しがあるのか」「この構文、使いやすいな」など、上級レベルの表現をどんどん覚えるようにしました📝


私は、
- 模範解答をノートアプリにスクショして貼り付け
- 使えそうな表現をハイライト
- 自分用ノートにまとめる
という形で整理するのがやりやすかったです!
さらに、「この出題パターンが来たら、この文法を使う」とあらかじめ決めておくことで、作文中に迷わず書ける状態を作っていました💓



作文中の文法や語彙の質を上げるのは大事!!
④添削してもらい作文の質を上げる
ある程度作文が書けるようになってきたら、必ず「添削 → 修正」を繰り返す癖をつけておくのがおすすめです📝
私は、
- ChatGPTに添削してもらう
- 修正する
- もう一度書き直す
という流れを、ひたすら繰り返していました📝
韓国人の先生に直接見てもらえればもちろん理想ですが、AIやオンラインの添削ツールでも十分効果はあります。
特に、誤字・脱字・文法ミス不自然な言い回しは、第三者に見てもらわないとなかなか自分では気づけません!!!
無料でここまでチェックできる環境があるなら、使わない手はないと思います✨


作文は、「書く → 添削 → 直す」このサイクルを回すことで、確実に質が上がっていくパートです💖
⑤本番で使えるテクニックを心得ておく
作文(쓰기)は、とにかく時間との戦いです😓
特に最後の54番は、配点50点にもかかわらず、600〜700文字を書かせる拷問のような問題(笑)。
少しでも時間をセーブするために、本番を想定した戦略を事前に決めておくことがとても重要です。
時間配分をあらかじめ固定
私は以下の時間配分を目標にしていました。
- 51・52番:各5分
- 53番:15分
- 54番:40分
51・52番は、答えがほぼ問題文の前後にあることが多いので、考えすぎずサクッと終わらせます✨



この時間配分で本番も解けるようにしておくのが理想!
53・54番は「計画してから書く」
53・54番は、いきなり書き始めないことを徹底していました📝
「どんな構成で書くか」「どの文法・フレーズを使うか」を簡単に頭の中(または下書き)で決めてから書き始めます!!
使う文法・フレーズをあらかじめ決めておく
本番中に、「この文法合ってるかな?」「この単語、スペル大丈夫かな?」と迷う時間は本当にもったいないです✖
そのため、「よく使う文法」「安全に使える無難な表現」は事前に固定していました📝
原稿用紙の使い方を熟知しておく
意外とバカにできないのが、原稿用紙(解答用紙)の使い方!!!
- 行の埋め方
- 文字数の数え方
- 修正の仕方
これを知らないだけで、かなりの減点につながります😢
事前に必ず、原稿用紙形式で書く練習をしておきましょう!
自信のないスペル・語彙は書かない
TOPIKの作文は、添削がかなり厳しめです😿
- 曖昧なスペル
- 意味があやふやな語彙
は、無理に使わず確実に正しい表現に言い換える方が安全です。
高級な表現よりも、ミスのない作文を目指すのが正解だと思います!


TOPIK受験でやらなくてよかった勉強法


TOPIK6級を目指すにあたって、「これはやらなくてもよかったな」と思う勉強法もあります📝
もちろん、やれば実力はつくと思いますが、TOPIK対策としては必須ではないと感じました!
ニュースを見る・新聞を読む
韓国語のニュースや新聞は、
- 読解力が上がる
- 語彙が増える
- リスニング力もつく
とよく言われます。
確かに、その通りだと思うので、私も少しだけ新聞読んだり、ニュースも観ましたが……



なんか固い表現ばかりで疲れちゃった😓
TOPIK6級合格という目的に限って言えば、必ずしもやる必要はありません。
ニュースや新聞は、
- 語彙が専門的すぎる
- 表現がTOPIKとズレている
- 時間の割に試験に直結しにくい
というデメリットもあります。
私は、ニュースや新聞を読まなくても、TOPIK6級レベルには十分到達できると感じました!
ニュース・新聞が悪いわけではないですが、
- 実用的な韓国語力を伸ばす勉強
- TOPIKで点を取る勉強
は、別物です!!
限られた時間の中で6級を狙うなら、
- 過去問
- 問題パターン理解
- 作文対策
この3つに時間を使う方が、圧倒的に効率がいいと思います✨



韓国で進学とか考えているならニュースとか参考になりそう!
【まとめ】TOPIK6級は「戦略」で合格できる
TOPIK6級というと、「留学経験がないと無理」「ネイティブレベルじゃないと取れない」と思われがちですが、そんなことはありません!
私自身、留学経験なし・独学メイン・試験対策期間は約2カ月という条件でも、6級に合格することができました。


大切だと感じたポイントは、以下の3つです。
- TOPIKの出題パターンを理解すること
- 過去問を軸に、点数に直結する対策をすること
- 作文は「高得点」より「失点しない」戦略を取ること
全部を完璧にしようとせず、取れるところを確実に取りに行く!!(作文以外で点を取るのも一つの戦略)
これが、TOPIK6級合格への一番の近道だと思います!
この記事が、これからTOPIKを受験する方の参考になれば幸いです📝



他にも韓国語学習に関する記事を書いています📝














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