
カナダ永住権に使える仏語資格、TCFとTEFの違いって何かな?
カナダの永住権取得に使えるフランス語資格は、TCF CANADAとTEF CANADAの2種類です。
一定以上のスコアの取得で、カナダの移民申請(Express Entryなど)で言語力が加点対象になります!



フランス語学習でカナダ永住権取得を狙うMoeです❤
今回は、フランス語の2つの試験「TCF Canada」と「TEF Canada」を比較します📝
TEF Canadaとは?


TEF Canada(Test d’évaluation de français Canada)は、フランス商工会議所(CCI Paris Île-de-France)が実施するフランス語能力を測定する公式試験です📝
試験構成(TEF Canada)
TEF Canadaは以下の4技能を評価します:
- リスニング(Compréhension orale):40問の選択式
- リーディング(Compréhension écrite):40問の選択式
- スピーキング(Expression orale):2つのタスク(録音 or 面接官と対面)
- ライティング(Expression écrite):2つのタスク(パソコンでタイピング)
すべてのパートがパソコン上で実施され、ライティングもタイピング形式となります。



バンクーバーだとAlliance Françaiseで受験可能です📝
TEF Canada:CLB(カナダ語学ベンチマーク)換算表
CLBレベル | リーディング | ライティング | リスニング | スピーキング |
---|---|---|---|---|
CLB 10以上 | 263~300 | 393~450 | 316~360 | 393~450 |
CLB 9 | 248~262 | 371~392 | 298~315 | 371~392 |
CLB 8 | 233~247 | 349~370 | 280~297 | 349~370 |
CLB 7 | 207~232 | 310~348 | 249~279 | 310~348 |
CLB 6 | 181~206 | 271~309 | 217~248 | 271~309 |
CLB 5 | 151~180 | 226~270 | 181~216 | 226~270 |
CLB 4 | 121~150 | 181~225 | 145~180 | 181~225 |
TCF Canadaとは?


TCF Canada(Test de connaissance du français Canada)は、フランス国立教育研究機関であるFrance Éducation International(フランス国民教育省管轄)が実施する、フランス語の総合的な語学力を測る公式試験です。
試験構成(TCF Canada)
TCF Canadaでは、以下の4技能が評価されます:
- リスニング(Compréhension orale):39問の選択式
- スピーキング(Expression orale):3つのタスク(録音形式)
- リーディング(Compréhension écrite):39問の選択式
- ライティング(Expression écrite):3つのタスク(パソコンでタイピング)
こちらもすべてパソコン上で実施され、紙ベースではありません。



バンクーバーだとAlliance Française・Ashton Test Centreで受験可能です📝


TCF Canada:CLB(カナダ語学ベンチマーク)換算表
CLBレベル | リーディング | ライティング | リスニング | スピーキング |
---|---|---|---|---|
CLB 10以上 | 549–699 | 16–20 | 549–699 | 16–20 |
CLB 9 | 524–548 | 14–15 | 523–548 | 14–15 |
CLB 8 | 499–523 | 12–13 | 503–522 | 12–13 |
CLB 7 | 453–498 | 10–11 | 458–502 | 10–11 |
CLB 6 | 406–452 | 7–9 | 398–457 | 7–9 |
CLB 5 | 375–405 | 6 | 369–397 | 6 |
CLB 4 | 342–374 | 4–5 | 331–368 | 4–5 |
カナダの永住権に使えるフランス語資格とは?
カナダ移民用のフランス語試験として有効な「TCF Canada」と「TEF Canada」
両方ともIRCC(カナダ移民局)公認で、移民申請や市民権取得に使用できますが、試験の背景や形式にはいくつか違いがあります。
CLB7以上獲得でExpress Entryで50ポイント獲得、French Drawに参加できます❤
主催機関の違い
試験名 | 主催機関 |
---|---|
TEF | パリ商工会議所(CCI Paris Ile-de-France) |
TCF | France Éducation International(フランス国立教育機関傘下) |
TCFはDELF・DALFと同じ機関が運営しており、教育的な背景が強いのに対し、TEFはビジネス的な背景を持つパリ商工会議所が作成しています。



DELF/DALFはフランス留学・移住などで一般的なフランス語版IELTSのような試験です📝
試験形式の違い
項目 | TCF Canada | TEF Canada |
---|---|---|
リスニング | 39問の選択式 | 40問の選択式 |
リーディング | 39問の選択式 | 40問の選択式 |
ライティング | 3つの課題(難易度が徐々に上がる) | 2つの課題 |
スピーキング | 3つの課題(対面式式) | 2つの課題(面接官との対面) |
特徴 | 比較的アカデミック、難易度が段階的に上がる | 問題数が多いがトピックはやや少なめ |
難易度・傾向の違いは?
- TCF:難易度が段階的に上がる形式で、教育的な評価軸に沿って作られている。
- TEF:よりビジネス寄りの文脈が含まれる傾向。問題数が多め。
実際のところ、「どちらが難しいか?」は受験者の準備状況次第
両方ともCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)とCLB(カナダ語学ベンチマーク)に基づいてスコアが出されるため、同じくらいの対策が必要です。
私がTCFを選んだ理由
私がTCFを選んだ理由としては、対策のしやすさ・受験のしやすさからでした📝
TCFは問題の構造がシンプルなので対策しやすく、フランス語初心者からでも挑戦しやすかったです。
バンクーバー住みなのでフルタイム勤務の私が休日受験できるのはTCFのみで、便利性が高かったのも理由です❤
TCFはDELF・DALFと同じ機関が運営しているので、その後の趣味としてのフランス語試験対策にも役立つ可能性があると思いTCFを選択しました!



模擬試験を一度解いてみるのもオススメ!


【まとめ】カナダ永住権用フランス語資格、自分に合った試験を選ぼう!
今回は、フランス語の2つの試験「TCF Canada」と「TEF Canada」を比較しました📝
フランス語スコアは、CLB7以上で最大50ポイントの加点につながるため、移民申請を有利に進めたい方にとって大きな武器になります。
どちらの試験もIRCC(カナダ移民局)に認定された正規の試験なので、「どちらが有利/不利」というよりも、自分の得意な形式やスケジュールに合う方を選ぶことがポイントです。
✅ 試験内容や構成の違い
✅ 自分の勉強スタイル
✅ 試験会場の空き状況
こういった点を比較しながら、自分にぴったりの試験を選んでください!
迷っている方は、模擬問題を試してみるのもおすすめです❤
実際に触れてみることで、どちらが自分に合っているかが分かりやすくなりますよ😊

